お寺ライブ『善音会』~ぜんのんえ~Vol.4 無事に終演しました


【ヒラカレタオテラプロジェクト】の先駆け「お寺ライブ『善音会』~ぜんのんえ~」。4回目の今年も良い天候に恵まれ無事に開催することができました。「善き音」をご縁としてたくさんの方々にお越しいただき、子どもから大人まで、楽しい時間を過ごしつつ共に仏さまとのご縁をいただくことができました。



ここ円浄寺のある宇美町障子岳は山や川、田んぼや畑に囲まれたとてものどかな場所にあります。5月は田植え時期。スタッフの数名は家業の手伝いで当日はかなりの少人数体制で臨みました。16時の開場を前に慌ただしく準備が進められます。



準備と並行して進められるバンドリハ。大方の音響セッティングは出来上がっているものの細かいサウンドチェックと音出しが続きます。前回までは境内での設定が続いていた客席、今回は本堂内に。しかも全方向包囲、リング状態です(笑)各々が好みの場所で、好きな楽器や演者の真ん前に陣取ることができます。これが後で凄い景色を共有することになろうとは!。この時点ではまだ誰も分かりませんでした(^^)



境内も飲食ブース、受付テント、飲食スペース『zennon cafe』の最終準備。メニューやポップが貼られたり食べ物が出来上がったり。「善音会」のオフィシャルグッズも並びます。今回は初の帽子。『ヒラカレタオテラプロジェクト』ロゴをあしらったキャップとハット。お馴染みのBuddha-Tも。売上はライブ運営費に充てられます。


そうこうしている間に開場→開演時間に!受付ではリストバンドが配られます。まぁ雰囲気ですね(笑)何となく気持ちが上がってきます(^^)先着サービスでステッカーのプレゼントもありました!




17:00の開演と同時にまずは地元障子岳の【須佐子ども太鼓】の子ども達。「善音会」には欠かせない存在。毎週一回の練習を重ねこの日は新曲の披露もありました。毎回聞かれる感想ですが、真っ直ぐで直向きに太鼓に向かう姿、純粋なのに力強い太鼓の音色には誰もが感動します。


そして今回、地元のケーブルテレビの取材が入り終始カメラが回っていました。子ども達の勇士もしっかり放送されていましたよ!



【須佐子ども太鼓】には長年続けられている慣習があります。それは小学生までしか在籍できない、卒業したら子ども太鼓も卒業しなくてはいけないということ。主力である6年生の3人は今年が最後の「善音会」。寂しい気持ちもあるけどおめでとう!とても素敵な演奏でしたよ!!




ここで住職のあいさつ、そして全員でお勤めです。「善音会」ライブでは開演時と終演時、必ず全員で手を合わせお念仏し阿弥陀さまにお礼をいたします。気軽にお寺へ。楽しみの中から始まる仏さまとのご縁。それが喜びに繋がればと願っています。



ライブアクトの始まりは「善音会」のハウスバンド【Tykun】。今回はいつもの3人構成でいきなり全開、一気にテンションが上がります。彼らのサウンドはロックを根源としつつもエレクトロでアンビエント且つパワフルさを持ち合わせたもの。「善音会」の基盤となる音です。


【Tykun】のステージ中は必ずスタッフが近所に散らばり出音の確認をします。それだけ爆音ということです(笑)各自の意見をまとめてPAの長野さんに伝えます。気持ちいい音、心地よい音圧、いよいよ「善音会」らしくなってきました(^^)/本堂の冊子を全て取り払い、オープンエアな状態で行われる「善音会」。来場者の方々に「こんな大きな音、ご近所は大丈夫ですか?」といつも心配されます(^^;皆さんのご協力の上に開催できるライブなのです。大自然に響き渡る善き音の広がりがうちらしいです。長野さん、今年もありがとうございます!


今年は本堂外陣センターにステージを配置しそれぞれが好きな場所で見れるスタイル。演者と客席が近すぎる(笑)みんな好きな楽器、演者に釘付けです!迫力がハンパじゃない!


お互いの近さで適度な緊張感が生まれ、そのことで更に音に張りを与える。演者・観客・裏方。それぞれの役割を担うことで作り上げられるライブスタイル。




【Tykun】のステージが終わり機材の入れ替えとしばしの休憩。お腹も空いてきた頃です。今年の飲食スペース『zennon cafe』には3店舗が出店。まずは【杢moku】さん。


開演前の準備中から既に美味しそうなにおいにやられてました(^^;絶品ペンネから軽食、杢パンまで。普段はお店中心にやられている杢さんの美味しい料理が「善音会」で食べられる!ここぞとばかり次々と注文が!(≧▽≦)



もう一店舗は【アヤメ】さん。いつもは和菓子など甘味が多い【アヤメ】さんですが、この日はボリューミーな食事が並びます。またビールに合いそうなおつまみ系も色々と。そしていつもの絶品ぼたもち。コーヒーのヘルプも入り、どれも売れ行き上々です。



そしてスタッフブース【テラオヤ】チームは今年も名物「いのししカレー」を。地産地消、地元で採れたお米や野菜はもちろんのこと、いのししも当然地元産(笑)大人から子どもまで食べられるカレーです。




境内を元気に走り回って遊ぶ子ども達の姿も「善音会」らしさが表れるところ。数十人の子ども達で溢れています。外遊びに疲れた子どもはキッズルームへ。今年も映画の上映。あたりも薄暗くなり始めてぼちぼちと集まり始めました。



そんな中、ステージでは【MEGA LOVE】が始まります。今回初出演の【MEGA LOVE】。清水康弘氏をサポートに迎えてのステージ。



「こんにちは~!MEGA LOVEです!」Voのジュンちゃんの掛け声と共に1曲目がスタート。一気に【MEGA LOVE】モードへ突入です。


そしてその頃の境内の様子は。


美しい夕焼け。「ここから見える景色が最高!みんな後ろに回って一緒に見ようよ!」と。そう、本堂からは日が沈む様子がとても綺麗に見えます。実はステージ上の演者さん達が一番おいしい場所にいます(笑)しかしながら今回はステージ全包囲スタイル。演者目線が可能な配置に座ることができるのです!



まさかこんな景色を見ながら目の前で善い音に酔いしれることができるとは!【MEGA LOVE】サウンドは、ポップでありながら時に切なく、時に力強く愛を歌うアコースティックデュオ。夕日との相性は完璧。とても贅沢な黄昏時をみんなで分かち合います。


黄昏時も深まりあたりは暗くなり始め益々幻想的な世界へ誘われていきます。


優しくも力強い、正にそのモットーの通りの素晴らしいステージでした。ジュンちゃんとお内陣。互いの美しさを照らし合わせた相照の輝き。見事なお荘厳が整った気がします。プロジェクターからの映像担当はAzam。遅くまで打合せた甲斐があったね(^^)v


アンコールにも答えていただき【MEGA LOVE】のステージ終了。いよいよラスト【onpduct】を迎えます。境内の各ブースも最後の買い占めタイムに(笑)今年の『zennon cafe』は大型テントを飲食スペースとして利用していただきました。食べながら、飲みながらステージを見ることができます。終始ビール片手に微動だにしない方もちらほら(^^;



onpduct】は第1回の「善音会」から今回が2度目の出演。二人ともがドラマーという珍しい組み合わせ。ただドラマーだけに話が合います(笑)その場のひらめきやインスピレーションで音を進めていく魅力あるインストデュオです。


柔らかくも切れのあるサウンド。時にテンポよく、時にアンビエントな展開。個人的にてっちゃんことパンテーンのドラムが好きです。この日持ち込んだのはクリア仕様のセット。バスドラを通して映し出される照明具合も演出を狙ったかのように美しかったです(笑)照明オペレーターはテラオヤスタッフ。年々上手くなってます(^^;


【onpduct】らしく素晴らしい音で最後を閉めてくれました。アンコールは僕の一番好きな曲。とてもいいラストを飾ってくれました!!



全ての演奏が終わり全員で合掌し阿弥陀さまにお礼。皆が阿弥陀さまの正面に向き直り丁寧にお礼をしていただきました。嬉しい瞬間です。無事に終わることができたこと、出演者、出店者の方々、スタッフ、そしてそこにいる互いを讃え皆で拍手し終演となりました。
その後は帰る前のお買い物タイム。オフィシャルグッズや出演アーティストのCDなど、思い出を持ち帰ります。



お客さんを見送ったら片付け→打ち上げです。演者、スタッフ、その家族。大人も子どももみんなで一日の労をねぎらいます。



皆さん、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました!色んな方々の力添え、理解と協力なくしては出来ないことです。リハを重ね本番に臨んでいただいた出演者の皆さん、試行錯誤しつつメニューを考え提供いただいた出店者の皆さん、遠近より足を運んでいただいた来場者の皆さん、そして少ない人数にも関わらず準備、運営に尽力してくれるテラオヤスタッフのみんな。多くの方々のおかげさまと感謝いたします。



このような活動が、手を合わす喜びのご縁となることを、生きる勇気や元気に繋がることを、そして地元活性のお役に立てることを願っています。これからも楽しみからのご縁づくりに努めて参ります。また是非ご一緒しましょう。ありがとうございました。 合 掌


浄土真宗本願寺派 円浄寺

福岡県粕屋郡宇美町にある浄土真宗本願寺派のお寺です。 『ヒラカレタオテラプロジェクト』と称して様々なイベントや行事を行っています。 「お寺ライブ『善音会』」「テラヨガ」「やま寺マーケット」「ワークショップ」など。 気軽に足を運んでいただければ幸いです。 HP「enjoujitemple.com」 FB「浄土真宗本願寺派 円浄寺」 instagram「jodoshinshu_enjouji」

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