夏休み日曜学校 ~サマースクール2022~

【ヒラカレタオテラプロジェクト】


夏休みの最初の日曜日。今年も「日曜学校サマースクール」の日がやってきました。

コロナ感染も急に拡大し心配していましたが、「安全」「安心」を第一に考えてプログラムを組んでいたため大丈夫だと確信を持って開催しました。




参加者は子ども・スタッフで24名。昨年同様、スタッフも若婦人会役員さんに限り人数を抑え、宿泊なしの一日日程、全て屋外の内容です。マスクも常時着用してもらうため暑さが気になりましたが、当日は曇りの天候。日も照らず風もあったため少し安心しました。

ただ、熱中症対策は万全に、飲み物やタブレットを用意し、感染予防の消毒や検温器もしっかりと準備しました。お寺に着いたらまずは、手洗い→消毒→検温から。幸い集合時に発熱者もなくいよいよスタートです。





住職あいさつ。大変な中参加してくれたことへのお礼と、感染防止のため皆で協力することを伝え、今日は限られた時間みんなで思いっきり楽しもう!と声掛けしました。

今回、小学生になった2人の子が初めて参加してくれました。地区の子どもの数も少しずつ減っています。子ども達に仏さまとのご縁を大切にしてもらえるようしっかり努めていかなければなりません。





お勤めも屋外から、阿弥陀さまへしっかりとご挨拶します。

お世話になる若婦役員さんにもご挨拶してまずはゲーム大会の始まりです。




今年のゲームは『宇美町ダーツの旅』!お馴染みのあの番組の極小地域版(笑)です。構想と準備は以前から出来ていたのですが天候不良で出番がなく、今年はお天気にも恵まれ、密を避け少人数で行動できるメリットを活かしてやってみました。あの曲も雰囲気作りで。





TVのように豪華とはいかないので一工夫加えます。今回は『宇美町ダーツの旅』、中でもここ『宇美町障子岳』に絞り地元を深掘りしてみます。まず、各チームに用紙を配り「障子岳のいいところ」をあげてもらうことに。改めて地元の良さを再発見してもらいます。これが後々明暗を分けることに・・・名物コーナー「第一村人発見!!」したら、元気にあいさつするよう指示されています。



そしていよいよダーツを投げます。本格的な矢と比較してルーレットボードは手作り感満載(笑)です。



各チーム行き先が決まったら、ここで各場所に関するミッションを配ります。ミッションには目的地で宝探しをするような質問が書かれていて、その謎を解いてからお寺に戻ってくるのです。準備ができたチームから、さぁ!旅にでかけよう!!





子ども達全員が旅に出ました。この間に晩御飯の準備。コロナ禍で対応が難しいのが食事です。「安心」して「安全」に「おいしく」食べられるもの・・・そう、今回は加工食品、レトルトカレーです。ただ、単にレトルトカレーを食べるのでは味気ないか・・・そこでゲーム性を持たせ楽しくお腹いっぱい食べようということで『円浄寺レトルトカレー選手権』を開幕します!





準備の途中で早くも一番目のチームが戻ってきてしまいました。ちなみに、早さを競うゲームではありません。行き先はバラバラ、遠くの目的地に行く子ども達もいます。みんなでゆっくり歩きながら地元の良さを再発見してもらうこと、いつも遊んでる場所でも実は知らない事や気付かずにいたことが沢山あることを知ることが目的です。




戻ったら手洗いと消毒、検温です。体調管理の面から度々で検温はやることにしました。




全員が戻ったら各チームからの発表と各ミッションの答え合わせです。ミッションは全員クリアでした!普段考えもしない事ばかりだったそうです。そして地元障子岳のいいところを読み上げました。「自然が豊か」「川や山で遊べる」「ホタルが綺麗」「お米や野菜が美味しい」などなど。みんなこの場所が好きなんだなぁと思える内容ばかりでした。






各チームの健闘を称えた表彰式。このゲームに順位はありませんが、「障子岳のいいところ」を沢山書いてくれたチームから賞品を選んでもらいました。明暗を分けることになったのはこのことでした。賞品は仲良くチームで分け合います。





そろそろお腹も空く時間。間髪入れず『円浄寺レトルトカレー選手権』の始まりです。用意するカレーは6種類。①~⑥の番号が付けられますが中身は何の銘柄か分かりません。順番に食べていき自分の一番好きなカレーの番号を投票します。見事1位に輝いたカレーを選んだ人全員にカレーグッズがプレゼントされます。さぁNo.1レトルトカレーはどれだ!?






各々自分好みの順番でカレーを食べていきます。全てを食べられるよう一回の量は少なめ。ただ、全種類食べた後はおかわり自由。ルーとご飯が無くなるまでいっぱい食べよう!中には10杯以上食べた強者も!恐れ入りました。色んなカレーを外で友達と一緒に、それだけでもう美味しい事間違いありません。





感心したのはそれぞれのカレーの特徴や感想をメモしている子が何人もいたことです。すごい!!食べ終わった子は自分の一番だったカレーの番号を記入して投票箱に入れます。





そうこうしている間に「KOYASU FARM」小林くんが到着。今年もアイスクリームカーの出店をお願いしました。made in宇美町のヤギミルクアイス。

去年のサマースクールにも来ていただきお世話になりました。円浄寺では「やま寺マーケット」や「善音会」でもお馴染みの「KOYASU FARM」さんです。





子ども達はソフトクリームとカップアイス好きなものを選んでオーダーしていきます。やっぱりアイスはみんな大好き。自然と笑顔が溢れますね。小林くん、今年もありがとう!


例年のそうめん流しとBBQはコロナ禍以来できていません。お寺には「お斎」という習慣があります。ご法座やお寺の行事の際にみんなで食事をいただきますが、それすらも現在中止を余儀なくされています。今は安全に集うということ、子どもの集いではそこに楽しさや喜ぶ心を持ってもらうことが大切だと思います。食事の提供は特に気を使いますが、新しいアイディアと手助けのおかげで今回も楽しい食事の時間となりました。






さて、まもなく閉会。その前に『円浄寺レトルトカレー選手権』の結果発表と表彰式です。まずは各銘柄の発表。番号毎に馴染みのカレーが登場します。「あ~」とか「え~!?」とか色んな声が聞かれます。





銘柄に続いて投票数の発表。細かなメモも紹介しました。結果、断トツで表を獲得したのは『ボンカレー』でした!実に約三分の一の人が選んでいました。選ばれた上位3つのカレー達にはカレー表彰台に上がっていただきました(笑)





1位のカレーに投票した子には「カレー専用スプーン」が授与されました。更に、今回は賞金一人100万円も獲得!総額900万円の賞金で大赤字となりました(笑)





更に抽選で特別賞が2名。カレーの時に役立つ型抜きが当たりました。みんな違ってみんないい、ということで他の番号を選んだ子たちにもカレー専用スプーンをプレゼント。なかなか盛り上がったカレー選手権。またいつかやりたいですね!





そして閉会式。今日の楽しかった時間を振り返りつつ、コロナで大変な時期が続く中であるけれど、各学年一度しかない夏休みを楽しく大切に過ごして欲しいことを伝えました。

今、この瞬間を大切に丁寧に生きて往く。子ども達の健やかな成長を願いつつ閉会のあいさつとしました。今しかないこの時を子ども達には強くたくましく日々を大切に成長していって欲しいと思います。

最後に若婦の役員さんからお土産をもらい、全員で阿弥陀さまにお礼をして今年のサマースクールは閉会です。熱中症での体調不良や発熱者もなく無事に閉会できて何よりでした。




片付けも終わって一人カレー選手権大人版。カレー専用スプーン、美味しく食べれます!




「できない」ではなく「何ができるのか」を考えることが大切な今。それには十分な検討と準備が必要です。長年お寺を支えてこられた先人方は、今よりももっと厳しい時代にあっても護寺に努められました。そのおかげさまでの現状です。以前と比べると労力はいるかもしれませんが、お寺は本来喜びの場所です。子ども達をはじめ様々な方に喜んでいただけることを思えば準備も楽しく行えるものです。来年のサマースクールは何ができるのか。ワクワクした気持ちを大切に今から色々考えてみたいと思います。仏教若婦人会役員の皆さん、参加してくれた子ども達、ありがとうございました! 合 掌

浄土真宗本願寺派 円浄寺

福岡県粕屋郡宇美町にある浄土真宗本願寺派のお寺です。 『ヒラカレタオテラプロジェクト』と称して様々なイベントや行事を行っています。 「お寺ライブ『善音会』」「テラヨガ」「やま寺マーケット」「ワークショップ」など。 気軽に足を運んでいただければ幸いです。 HP「enjoujitemple.com」 FB「浄土真宗本願寺派 円浄寺」 instagram「jodoshinshu_enjouji」

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